きっかけ。

ヒアリングに2時間以上費やしました。


某・病院の方が来られて、いろいろウチの病院との比較でヒアリングに借り出されてたのですが。
30分ぐらいで終わるかなーなんて思ってたら、甘い甘い。
軽く2時間超えてしまいました。

向こうは事務局のおエライさん+看護部長。

こっちも事務局のおエライさん+婦長が2人。

ものすごーく場違いな場所にいたような気が(笑えない)

でも、そこの病院というのは、アタシの大好きな大好きなDrが異動された病院でして。
話の途中でその話題が出て、もえサン、うっかり泣きそうになっちゃったわ(苦笑)
向こうの看護部長さんに思いきりアピってしまった(汗)
そしたら、その看護部長さんが

「先生にお伝えしときますね♡」

って言ってくれて。

えへへ♡

聞くところによると来年の3月で定年退職らしく。

何だか感慨深いです。

だって、アタシ、そのDrと出逢わなかったら、とっくにこの仕事辞めてる。

そう言い切っても過言じゃないぐらい、尊敬してる方なのです。
アタシがここまで今の仕事、続けられているのはそのDrのおかげなのです。
Drたる者、多忙なんてコトバじゃ片付けられないぐらい多忙なんだけど、そのDrは、アタシが今の業務について、右も左もわかんなかった時に毎日、医局でいろんなこと教えてくださったDrなのです。
もう、向こうからしたら、よーこんなど素人のくせにやるなーって感じやったと思います。
だって、コスパが一番高くて、一番難しい診療科なのに、配属2年目のひよっこがやるんだもの。
あまりのアホさに呆れてたかも(笑)
毎日7〜8時間の手術をこなした後にアタシが待ち構えてるんだもん(笑)
でも、ホントに毎日いろんな事教えてくれて。
時には絵に書いてくれたり(笑)←どんだけ物分かり悪いんだか。
今でこそ、他のDrとも気軽に話せるようになったし、時には説教かましたりしてるんだが(待てコラ)その当時はウチの診療科のDr様たちはそれはそれは世界的にも有名なDrぞろいだし、何せ見た目がコワオモテ(爆笑)
ヘタレなもえサンは怖くて話しかけられず。
いつもそのDrに助けてもらってたのです、いろんな事で(何てメイワクなヤツ)

何が感動したって、事務屋のアタシにちゃんと向かい合ってくれた事

これがすごく大きい。
超がつくほど忙しいDrはなかなか、ゆっくり事務屋の相手なんてしてる暇なんてこれっぽっちもないはずなのに、このDrは少しでも時間が空いてたらいろんな話をしてくれました。

すごくすごく勉強になりました。

最初はホントに難しすぎて、絶対、無理!!!って凹んでたのに。
でも、そのDrが時間を割いて教えてくださってるのに、少しでも応えたくて、必死で頑張ってたなー、わからないままに。

ホントにこのDrがいなかったら、とっくに仕事辞めてるだろうし、今の診療科も投げ出してると思うのね。

それが曲がりなりにも、今は、この診療科=もえの図式が狭い世界の中だけど出来上がってるのが嬉しい。
特殊な診療科だけに余計。

今でも、あの時にDrに図解で説明してもらった手術の伝票はアタシの宝物♡なのです(笑)

異動されるって聞いたときに、中でも一番苦手な手術のことを何回目かに教えてもらいに行った時に、そのDrが人体図から描いてくれたものなのです。

「これがあれば、何とかなるやろ」

って(笑)

いやはや、今でも重宝してます(え、まだ)

わが社は退職する時に仕事場で使ってたものは、全て返却する決まりなんだが(どこでもそうかな)アタシ、このDrのメモだけは絶対持って帰るつもりだもん(笑)

すごくすごくステキなDrなのです。
定年退職だから、もういいお年なんだけど。
優しくて厳しくて。
小児専門だったから、子供達には顎で使われてたけど(爆笑)
子供って怖い(笑)


「センセー!!!ベッドあげて!!!」


とか平気で言うてるねんもん。

今日のそのヒアリングにしても、そんな場に借り出されるようになれたのは、そのDrのおかげでもあるワケなのです。

そんな事を思いました。